大阪の近畿大学のHP記事について
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近畿大学(本部・大阪府東大阪市)の理工学部が運営するホームページに「新卒で就職出来ていない人は欠陥品」「30歳後半のフリーターは惨め」といったフリーターを侮辱したともとれる文章が掲載され、外部からの指摘を受けて削除していたことが29日、分かった。
(産経新聞 IZAより)
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フリーターといってもさまざまである。それを十把一からげにして欠陥品と断じるんて言語道断である。しかも近畿大学である。近畿大学には言われたくないと考えるフリーターも多いのではないか。私の知っているフリーターでもある目的があったり,組織に入ればだめになるために敢えてフリーターの道を行く人間も多い。しかも,近畿大学なんかよりもっと難しい有名国立大学卒業の連中である。
私は学歴優先主義者の部類に入るかもしれない。それは優れた学力を持つほどの成績を収める努力をした人間は,「やればできる」ことを実践した証を持つ人間であるからだ。さらにそのような実績を持つ人間は世の中に受け入れられる機会が増えるから,その道を勧めるのである。いわば学歴があれば,安易に生きることも可能であるからなのだ。
しかし,本当に優れた人間とは学歴もなく,今の時代の今の時期に自分の才覚と努力で格闘しながら生きる人間なのだ。むろん,時代に流され努力もなく文句ばかりいって安易に生きる人間は私が論じる範疇にはない。
今回のことで問題に感じるのは,近畿大学の教育方針の根底にはフリーターに対する侮蔑の考えがあったということである。それならば,近畿大学にいいたいことがある。大学経営という面で 今 行われているようなマンモス路線から,少数精鋭路線に切り替えて,非常に優れたもののみ卒業させることが世の中のためになるのじゃないか。でなければ,目くそ鼻糞を笑うがごときである。