以前,東京で国歌・国旗問題の違憲判決が出た。要するに国家国旗問題は法的には間違いないが,それに協力しなかった先生たちの処分は行き過ぎであるという判決だ。裁判所としては中庸の判決と考えたのかもしれない。
この問題を考えるとき,賛成・反対両者とも どうしても情緒で考えてしまう。両者の意見はそれぞれのメディアで紹介されているのでここでは割愛するが,国家・国旗について,私は最も印象的なのは,何年か前のスポーツ(サッカーだったと思う)の国際大会で,他国家の国旗掲揚のとき,日本の選手が相手国に対して無礼な扱いをしたことを思い出す。
結局,日本の教育の中で国家国旗に対する礼の教育が行なわれていないからである。
反対派には反対派のお説後もっともな意見もあるだろうが,好き,嫌いだけで他国の国旗を燃やすような失礼な人間をつくる教育は,これからの国際社会では通用しないであろう。
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